2010/02/23

ラパス、月の谷(Valle de la Luna)

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コパカバーナからバスで3時間、14年ぶりにボリビアの首都ラパスにやってくる。巨大なすり鉢状の淵で、バスは一時停車して撮影タイムのサービスをしてくれる。

世界最高所の事実上の首都ラパスは標高3650mの都市だ。

ラパス市のすぐ南側には奇岩で知られる月の谷Valle de la Luna)と呼ばれる場所があり、さっそく出かける。

学生広場からミクロバスに乗ること約50分で、月の谷の入口に到着。入場料15ボリビアーノを支払い、一旦地下を潜ってから地上に出ると、そこは赤茶けた尖った断崖の風景が広がっていた。



月の谷は、まるで月面のように見えることからその名が付いているという。

天然の断崖の中を縫うように遊歩道は付けられていて、起伏に富んだ道を歩くと様々な奇岩が姿を見せる。






一周するのに約1時間かかったが、なかなか面白い場所であった。

ここは、2000年頃まではゴミ捨て場に隣接したただの荒れ地であったが、近年遊歩道などが整備されラパス市民が家族連れで休日を過ごす場所として人気があるという。

帰りがけ、入り口付近に加工して作った人面岩を見つける。

 何とも味わいのある顔であった。


            チリ、サンチャゴにて

                          郡司 拝