2009/04/18

泰山の憂鬱、登拝

4月12日の朝、韓国からフェリーで青島に入りそのまま泰山行きの特急列車に乗る。
日本の新幹線以上に快適さにとても驚く。10年ぶりの中国進化の変化を思い知る。
泰山は、どこか街全体が茶色の空気が漂う。レストランで夕食を食べ、早めに休むが夜に目が覚め、
突然嘔吐する。翌日、二人とも身体がだるく一日中安静にする。旅の疲れか・・・。


4月13日6時起床、病み上がりのような体調だが泰山登拝に出発する。

泰山は中国の道教の聖地で、かつて封禅の儀式の舞台となった場所だ。

中天門までバスに乗り、入山するといくつもの道教寺院をお参りしながら登拝する形になる。
お線香の大きさのでかいこと。山道には巨岩、怪石が点在し、多くは字が彫られていた。
多くの老若男女の登山者の姿を見る。小さな赤ちゃんを連れて登る人もあり泰山信仰の篤さに驚く。

一天門から南天門まで全長9kmの石段1633段をゆっくりゆっくり歩く。



ようやく南天門を過ぎると天街へ。レストランやお土産屋で賑わう。まるで下界のよう。
泰山山頂1545mの王皇頂へ。



やはり道教の寺院があり、かなりの参拝者。山頂にイワクラらしき石あり。
人々は石に向かってコインを投げ入れていた。その周りにたくさんの鍵が付けられている。


山頂近くの峰に北を指して横たわる巨石があり。長さ6.5m。別名、深海石。



また、仙人橋と呼ばれる奇岩もあった。



本調子では無かったが、何とか無事に泰山を登拝することができた。



泰山は世界地質公園(ジオパーク)として整備されている。
                                              
                       泰山にて     郡司 拝